栄養士の資格を取得する為には
栄養士法が改正されました。(平成14年4月)
栄養士法改正の趣旨は、生活習慣病の発生を予防して、国民生活を健康に導くためには食生活の改善こそが重要な課題となっている。特に、癌、脳血管障害、心臓病、糖尿病等の療養のために必要な栄養指導に当たる高度な専門職としての管理栄養士の育成が要請されている。このために栄養士法の一部が改正される事となった。
改正栄養士法の内容
改正栄養士法のポイントは3点
(1)栄養士法第1条第2項の管理栄養士が行う「複雑かつ困難」な業務の例として「傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導」等と、栄養に関する指導の業務を位置づける。この場合、主治医の指導を受ける事とする。(2)栄養士法第5条の三及び第5条の四の管理栄養士の「登録制」を「免許制」に改める。
(3)栄養士法第5条の三及び第5条の四の管理栄養士国家試験受験資格を見直し、専門知識や、技能の一層の高度化を図った。即ち、管理栄養士養成施設を卒業した者に対する受験科目の一部免除制度を廃止し、卒業後、その年の国家試験を全科目を受験することとなる。4年制の栄養士養成施設を卒業した者は1年以上の実務経験を課する。3年制の栄養士養成施設を卒業した者には2年以上、2年制の栄養士養成施設を卒業した物には3年以上の実務経験を課する事とした。いずれも経験年数が1年以上延長された。
管理栄養士を免許を取得するには
今回の改正栄養士法で、管理栄養士のライセンスを取得する受験試験資格が変更されました。下図に今回の改正栄養士法で変更になった受験資格についてまとめてみました。

栄養士や管理栄養士の仕事と資格
栄養士について
栄養士とは、食事指導により健康増進や疾病治療を早めたり、悪化させないように管理する仕事です。栄養士になるためには2年以上の専門的な教育を受けて卒業すると栄養士の資格が与えられます。さらに上の資格として管理栄養士もあります。
栄養士の仕事
栄養士の仕事は、ライフスタイルの多様化に伴い昔の給食のおばちゃんのイメージとは随分と変わってきました。工場や病院などの給食はもちろんですが、ドラッグストアーやエステなどで食事指導や栄養指導を必要とされています。
栄養士になるには
栄養士になるには、2年間専門的な栄養に関する教育を受ける必要があります。具体的にどんな教科を学習するかを説明しています。栄養士に興味のある方はチェックしてみてください。
管理栄養士とは
管理栄養士とは、栄養士の資格を有するもので、さらに専門的な知識を持ち高度な栄養指導や食事管理をするためのライセンスになります。管理栄養士になるには国家試験が必要で受験資格はは栄養士養成施設の在学期間+実務経験の合計が5年以上必要です。
管理栄養士国家試験
これから管理栄養士を目指す方。管理栄養士国家試験を十年以上前に受験した先輩が教える試験対策と合格する為のコツをまとめてみました。合格して管理栄養士になりましょうね。
栄養士のリンク
栄養士や管理栄養士さらには栄養や健康に関する情報があるサイトをリンク形式で紹介しています。関心のある栄養士や管理栄養士のサイトがありましたら更新します。