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ビタミンDを過剰摂取すると過剰症に |
(質問内容)ビタミンDを過剰摂取すると過剰症に
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(質問の回答) ビタミンDはご指摘のとおり、欠乏しても過剰でも体にとって良くないです。そもそもビタミンDは、いっしょに摂取したカルシウムを小腸で吸収しやすくする働きがあります。ビタミンDが不足するとカルシウムは小腸で吸収されず大部分が便と一緒に排出されてしまいます。カルシウムは小腸から吸収されて肝臓や腎臓に送られ、そこで活性化をして体にとって有効なものになります。カルシウムは骨としてヒトの骨格として体を支えているだけではなく、神経伝達物質としても使用されます。そのため血液中のカルシウム濃度は一定に保たれ血中カルシウム濃度が低下するとホルモンが分泌されて骨にあるカルシウムが溶け出します。この時に摂取して蓄積されるカルシウムの量と溶け出すバランスが悪くなり骨がもろくなる状態が骨粗しょう症です。特にビタミンDやカルシウムの欠乏により起きます。 逆にビタミンDが多く服用した場合についても骨がもろくなる現象がおきます。ビタミンDの過剰摂取により摂取したカルシウムを吸収しやすくなります。この時に過剰に吸収し血液中のカルシウム濃度が高くなるカルシウム血症が起きます。カルシウム血症は腎臓などに負担をかけあまりよくない状態であります。また、ビタミンDを過剰に摂取する事によりカルシウムが溶け出しやすくなり骨がもろくなるのも事実です。しかし、このような状態は大量にかつ継続的にビタミンDを摂取した場合です。普通の食生活では起きづらいですが、最近流行になっているサプリメントにより用量を間違えてしまうと容易に過剰症になるリスクはあります。 また、骨の健康を保つためには、カルシウムやビタミンDのほかにも、ビタミンK、マグネシウムなどのさまざまな栄養素が必要になります。栄養が偏らないよう、多様な食品をバランスよくとることも大切です。 (参照 ビタミンに関する詳しい情報) ビタミンについて ビタミンの種類と栄養 ビタミンの過剰症 ビタミンの欠乏症 ビタミンの栄養所要量 ビタミンを効率よく吸収 ビタミン種類に合わせチャージ ビタミンA ビタミンB1 ビタミンB2 ビタミンB6 ビタミンB12 葉酸 ビタミンC ビタミンD ビタミンK ビタミンE |
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