サプリメントと食品から摂取した栄養の違い

サプリメントで栄養補給は、可能ではありますが実際に弊害もあるのも事実です。寝たきりの人に行う胃瘻という方法がありますが、胃に栄養成分を直接送り込む方法です。食べる事はできませんが、胃腸がしっかりした方に行う方法です。それを固形化して食品に作り替えたのがカロリーメイトです。ですので、ある程度の栄養素は、カロリーメイトで摂取する事ができます。しかし、ある程度運動をする人が必要とする栄養素すべてを供給するのは難しいかと思います。

サプリメントの成分と食品に含まれている成分は、化学物質的には同じことが多いです。ですので食品でもサプリメントでも摂取する物質が異なるだけで体内への影響はかわらないかもしれません。しかし、私たちの消化は、視覚や臭覚などにより食欲が増し胃腸が活発化します。ですのでサプリメントでは、そのような視覚や臭覚による食欲増進が充分ではないと思います。そして胃液や消化液が不十分であり消化も不十分で吸収率も低下する恐れもあります。

私たち栄養士は、食事は栄養を補給するだけではなく、季節を感じ、家族のだんらんの場でもあると考えています。これを食育といいますが、心身の発達させるためにも非常に食事は大切だと思っております。