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トイレと食中毒の関係 |
(質問内容)トイレと食中毒の関係食中毒なんですが、スーパーの弁当で食中毒の原因は、作った店員がトイレ行って手洗わないで、そのまま作ったとかが、原因ですか?何でなるんですか?
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(質問の回答) 38歳・管理栄養士です。 トイレに行った後に手洗い等が不十分で食中毒の原因になる事が多いです。昔は、食中毒と言えば、夏場の腸炎ビブリオ食中毒や冬場のサルモネラ菌などが原因で食中毒は発生していました。これらは、食品などに付着した細菌類を加熱殺菌が十分のまま体内に取り込んでしまって起きるからです。 しかし、最近の食中毒は、腸管出血性大腸菌o-157やノロウイルスなど新種の食中毒菌やウイルスが登場しています。これらの食中毒を引き起こす微生物類は、腸内で増殖をし激しい下痢や嘔吐、さらには重症化すると血便や呼吸困難や意識障害なども引き起こし、最悪な場合は死亡する事故も起きています。 腸管出血性大腸菌o-157やノロウイルスは、非常に症状が重症化するだけではなく、さらに恐ろしいのは強い感染力です。少量の菌やウイルスを体内に取り込んだだけでも爆発的に増殖し、食中毒の症状を起こす事が多いです。さらに、これらの原因菌やウイルスは、食中毒症状を発症している下痢や嘔吐からも検出しており、トイレなどで吐き下しをした吐しゃ物には多くの原因菌やウイルスが存在しています。 特に不特定多数の人が利用するトイレには、様々な人が利用をして、目に見えない細菌やウイルスが多く付着している事があります。気づかず手洗いが不十分のまま食事をする事で食中毒症状を発症する事もあり手洗いは非常に重要だと思います。もし、家族や知人が食中毒の症状で苦しんでいる時、介護が必要な場合は手袋などをし自分が感染しない様に注意しましょう。そして、吐しゃ物が付着した衣類やタオルなどは、普通の洗濯物とは別に洗濯をし、直射日光を当ててしっかり乾かす事をおすすめします。 最近の食中毒では。この様な人から人に感染する食中毒、二次感染といいますが、このような食中毒が多く発生しております。特に冬場は乾燥をしており、インフルエンザなどのウイルスが流行する時期でもあります。食中毒もウイルス性食中毒でありますノロウイルス食中毒には気をつけたいです。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 |
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