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一昨日のシチューで食中毒の危険性は |
(質問内容)一昨日のシチューで食中毒の危険性食中毒になる可能性はありますでしょうか。 おとといつくったシチューを、3時間ほど常温のままにしておき、タッパーにわけて冷蔵庫に入れました。今日、電子レンジでチンして、念には念を入れて、火にもかけて煮込みました。しかし、おとといのシチューですし、冷ますために長い時間放置してたのに食中毒が恐ろしいです
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(質問の回答) 38歳・管理栄養士です。 せっかくの美味しい料理が家族を傷つけてしまう食中毒やっぱり気になりますよね。ご質問にありました料理を作った後に常温放置をし、冷凍庫に保存した事で食中毒が発生するか?私たちの経験から言いますと非常に食中毒は置きづらいかと思います。 食中毒の原因と予防について説明をしたいと思います。 食中毒菌は、最近ニュースでも報道されていますが、腸管出血性食中毒のo-157やノロウイルス、さらには一度は聞いたことがあるサルモネラ菌や腸炎ビブリオ菌などがあります。これら食中毒菌は、熱に弱く85度1分間の加熱をすれば死滅するといわれています。特に煮込み料理などは長時間加熱しており鍋の中に入った食中毒菌も死滅している状態であると思います。加熱殺菌された滅菌状態の中で3時間常温放置した後、タッパーに移し替え冷凍した手順も問題はないかと思います。 ただし、冷凍庫にいれれば食品は長く保存できると思いがちですが、食中毒菌の大半は冷凍により死滅をしている訳ではなく、活動が停止している状態です。増殖もしなければ、死滅もしてない状態。ですので解凍後は、再度しっかり加熱をして食べていただければ問題は無いかと思います。 昆布の佃煮についても、基本的には佃煮類は、醤油と砂糖で煮詰めてあり、非常に食中毒の原因になる微生物が増殖しずらい環境になっております。そもそも佃煮は食品を長期保管させる技術であり、常温でも問題がない物が多いです。しかし、最近では減塩ブームで塩分濃度が低い佃煮もありますので、そのような商品でしたら注意が必要です。 食中毒の予防の原則は、食中毒菌を付けない、食中毒菌を増やさな、食中毒菌を殺す です。しっかり加熱し、汚染された生の肉や魚と調理すみの食品を接触させない等、日々の調理で注意していただければ安心して食事がする事ができるかとおもいます。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 |
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