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ウイルス性胃腸炎について |
(質問内容)ウイルス性胃腸炎(食中毒)について4日前から下痢が続き、今日医者に行ったら、「食中毒でもないし、お腹から来る風邪もあるけど熱もないから、違うだろう。 ウイルス性の胃腸炎ていうのがあって、もしかしたらどこかでウイルスもらってきちゃったのかもしれないね」と言われました。そこで、良くなるまでは、仕事は休んだ方がいいのでしょうか?何も医者からは言われず、聞くのも忘れてしまい、もう診療時間が終わってしまったので聞けない状態です。 |
(質問の回答) ウイルス性腸炎になられたとの事お見舞い申し上げます。 医師は、食中毒という言葉をつかわずウイルス性腸炎という言葉をつかっている所が、実はポイントです。ウイルス性腸炎を引き起こす代表的なものにはノロウイルスがあります。ノロウイルスは食中毒でも有名ですが、なぜ食中毒として診断しなかったかを説明したいと思います。 食中毒の定義は、1999年4月に施行された「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染症新法)において、病因物質の種別にかかわらず飲食に起因する健康障害は食中毒として取り扱われる事となっています。仮に今回の急性胃腸炎が食事がノロウイルスが原因であると特定できない場合には、食中毒ではなく、ウイルス性胃腸炎という言葉を使います。食中毒かウイルス性胃腸炎かの違いは感染したルートが食事か食事以外かで分かれますが症状や感染力の強さは同じだと思ってください。 ノロウイルスとは特定できませんがウイルス性の胃腸炎の場合は比較的強い感染力があり、症状が緩和されない間は外出をしない事をおすすめします。これは下痢や嘔吐をしている間も体内で増殖したウイルスを嘔吐や糞便と一緒に巻き散らかしています。便所等にまかれたウイルスは次の利用者に付着し手洗いが不十分などにより手などから飲食物と一緒に体内に取り込みます。ウイルス性の胃腸炎は非常に少ない量でも胃腸炎の症状をだします。ですので、二次感染を避ける為にも症状が緩和するまでは安静にされていた方が良いかと思います。 早く回復されます事をお祈りしております。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 |
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