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結婚式で食中毒その責任 |
(質問内容)結婚式での食中毒その責任先日、会社の同僚の結婚式に出席しました。 |
(質問の回答) 最近、ホテルでの食中毒が増えているように感じています。今回、結婚式で出た食事が原因で食中毒みたいな症状が出ているとの事ですが、まずは下痢や嘔吐で苦しい思いをされているかと思いますので、早く回復されることをの祈りしております。さて、食中毒で店に補償を請求する場合には、基本的に以下の手続きが必要になります。ただ、結婚式の食事を食べて具合いが悪くなったといっても科学的(医学的)な根拠に基づいての話ではないので、店側は謝罪はするものの具体的な補償には応じてはくれないかと思います。 食中毒には、定義があります。食品衛生法では、食中毒の原因になる細菌、ウイルス、化学物質に汚染した食品を誤って食べてしまった中毒症状(下痢、嘔吐、腹痛など)を食中毒といいます。これは医師により診断し、診断した医師は管轄する保健所へ報告する義務があります。最近では、ノロウイルスなどの登場により食事以外のルートで同様用のケースが出ています。たとえばトイレにドアノブなどからノロウイルスをもらい感染したなどの事故も多発しています。このような場合は、食中毒とはいわずウイルスによる急性胃腸炎として食中毒からは除外されます。 医師から通報を受けた保健所は、発生した食中毒事件の食事、原因物質、発生した時間帯などから逆算して原因施設を特定します。そして、立ち入り検査をし、保存検食、従業員の検便、施設状況などを検査をし原因物質が検出されたら業務改善命令と営業停止命令を出します。この営業停止命令がでますと完全に食中毒と原因施設の因果関係が明白になり、店舗側も補償問題に応じなければならないです。 しかし、今回みたいに病院に行き医師の診察を多くの方がしてないならば、科学的(医学的)に証明ができず難しいかと思います。そして、このようなケースの訴えは早く動かないと、食中毒になった事実の証明ができない点、結婚式場の保存検食が廃棄され当時の状況がわからなくなってしまうなど相手側に追及するのが難しくなってきます。 すでに数日経過をし食中毒症状も緩和しているならば、いきなり結婚式場にいって文句をいっても相手にしてくれません。何事も性善説で考えたいですが、最近食中毒を偽装した保険金詐欺事件が起きています。なかなか、客観的な事実がないと対応してくれないのが事実です。ただ、保管所も最近は親切になってきましたので、このような相談も聞いてくれるようになりました。ただ、時間が経過しているならば営業停止命令まで追い込むのは難しいかと思います。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 |
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