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ユッケ、レバー刺しによる食中毒 |
(質問内容)ユッケ、レバー刺による食中毒焼き肉店では、ユッケ食中毒でレバーが無くなりつつあるんですか? |
(質問の回答) o-157をはじめとする病原性食中毒で死亡事故も発生し、厚生労働省は、レバーを生で提供する事を禁止し、ユッケについては一定の基準をクリアーすれば提供可能としました。また、一部マスコミでも騒がれている豚肉のレバーについても厚生労働省は都道府県に対して生食での提供を禁止しております。 現在、レバーの生食で禁止されていない一般的に食べられる鳥獣類では馬肉と鶏肉です。馬肉は九州地方の郷土料理店で食べることができます。これは今まで馬肉でo-157食中毒は発生しておらず、馬肉の刺身もレバー刺も飲食店で提供する事は禁止になってません。鶏肉も生食での禁止はされていませんが、カンピロバクターという食中毒を引き起こす細菌に汚染されている事が多く、加熱不十分によるカンピロバクター食中毒は頻発をしています。非常に新鮮であり、衛生的に管理された鶏肉でなければ生食にはむきません。そのような食材を仕入れることができる飲食店のみが鶏肉の刺身やレバー刺、白レバーなどの中心部がレアーな感じの焼き鳥を食べることができます。飲食店も食中毒事件が発生すれば営業停止処分となり、経営を苦しくします。相当自信がある飲食店でないと出せなくなってきています。 レバー刺が提供禁止になったのは、o-157等の食中毒菌が腸だけではなく血液まで入り込み肝臓の組織内部まで汚染しているのでユッケみたいな表面的な処理では解決しないというのが決定に至った理由です。豚肉のレバーについては、そもそも日本では豚肉を生で食べる文化はなく、衛生的にも肝炎や寄生虫などの問題もあり習慣的に食べていません。しかし、最近の牛レバー禁止に伴い十分な知識がない飲食店が生の豚肉を提供しはじめました。厚生労働省は改善するよう指導する文書を都道府県にだしています。改善がみられず重大な食中毒事件が発生した際には豚肉の生食禁止の法律ができるかもしてません。 これは研究段階ですが、ユッケやレバー刺に放射線を照射して食中毒菌の殺菌が可能かを研究しています。もしかしたら、ジャガイモみたいな放射線照射済みレバー刺やユッケが登場するかもしれません。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 ご参考になれば幸いです。 |
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