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食べ過ぎによる下痢や嘔吐 |
(質問内容)食べ過ぎによる?嘔吐・下痢昨日会社の食事会があり、夜9時から12時くらいまで飲食していました。 |
(質問の回答) 下痢や腹痛などの症状お辛い思いをされて、お見舞い申し上げます。いただきましたメッセージでは、食べ過ぎによるものか、食中毒などの症状なのか特定する事は難しいですが、すこし推察も入れて説明をしたいと思います。 私たちヒトは、不要な物質を取り入れると体外に出そうとする作用があります。食べ過ぎや細菌やウイルスなど原因は様々です。食中毒は、私たちにとって有害な細菌やウイルスさらには化学物質などに汚染された食品を摂取する事で発生します。主な症状は、下痢、嘔吐、腹痛などです。 今回の症状から推察しますと、食事の6時間後に、吐き気、下痢などの症状があったみたいですね。ただし、いっしょに食べた方が発症してない事を考えますと原因は、この食事ではなかったか体調不良や食べ過ぎが考えられます。しかし、多くの食べ過ぎの場合は下痢よりも嘔吐の症状が多く、下痢がある事を考えますと別な理由の可能性もあります。下に主な食中毒の種類と症状をまとめてあります。 自分の症状と該当するものを確認していただければと思います。食中毒の場合は潜伏期間が長いものもあります。ですので、下痢になったからと言って直近の食事が原因である場合ばかりではないです。最近、厚生労働省はノロウイルスの流行に関する注意情報を発表しました。ノロウイルスは細菌性食中毒の一種でインフルエンザ同様に冬場に流行をします。特に二枚貝の汚染が有名でカキなどの生食には注意が必要と言われています。このノロウイルスの特徴ですが、非常に少量を体内に取り入れると爆発的に増殖をし、下痢の症状があらわれます。そして、下痢と一緒にノロウイルスをトイレなどにまき散らし次の利用者が感染する二次感染を起こしやすいとも言われております。ですので、トイレの後や食事の前の手洗いはしっかりしましょう。 ノロウイルスは熱には弱いウイルスです。75度1分程度の加熱で死滅します。調理加熱が不十分でノロウイルスを摂取してしまい下痢などの症状があらわれた場合には食中毒といい、同じ飲食店のトイレで感染し同様の症状を発症した場合にはウイルス性の急性胃腸炎として食品衛生法では扱っております。感染ルートが違うだけで症状などは同じです。 しばらくは、下痢が続くかと思います。脱水症状にならないようにスポーツ飲料などでしっかり水分補給をし安静にしていてください。そして、激しい下痢や嘔吐が続き意識障害や血便などの症状がでたら躊躇せず病院にいってください。たいていの食中毒は1週間程度で回復します。回復期には胃腸が相当ダメージを受けていますので消化のいい食品を食べてください。どうぞ、お大事になさってください。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 |
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