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二枚貝によるノロウイルスの感染リスク |
(質問内容)二枚貝によるノロウイルスの感染リスク昨日質問をしたのですが、24時間前にしじみより大きめの貝を味噌汁に入れました、味噌汁が出来てから一つの貝だけ1ミリ口が開いていたので箸を使って開けたところ貝の中は真っ黒い多少固まった感じででも黒い汁が大半でその黒い汁が10滴ぐらい味噌汁に流れました。貝が多かったため勿体無いので捨てきれず味噌汁を小さめのどんぶりの半分を飲んでしまいました。その後丁度24時間後におなかが痛くなり痛くなってから6時間ぐらい経過しても30分ぐらいおきぐらいにおなかのへそのあたりだけ痛みます。食事は一切からだが受け付けないので梅干だけ食べて様子をみています、辛いので早く良くなりたい気持ちで一杯です。 |
(質問の回答) 腹痛などの症状で辛い思いをされていますが、貝が原因の食中毒の可能性は高いです。特に貝による腹痛や下痢の症状はよくある事です。貝料理は、加熱をしても口が開かないものは死滅しており、雑菌が繁殖し食べる事はおすすめしません。コメントの中にありました黒いものが直接的な原因かはわかりませんが、しばらくは腹痛や下痢などの症状がありますが様子をみてください。細菌性の食中毒であれば病院で薬をもらう事ができます。しかし、自宅にある止瀉薬などを服用するよ原因である食中毒菌などを対外に排泄できず症状が長期化する事も考えられます。 ちなみに、食中毒とは人にとって有害な細菌やウイルスに汚染された食品を摂取し下痢や嘔吐などの症状の総称であります。その中の原因物質としてノロウイルスや腸炎ビブリオなどがあります。そして食中毒と診断できるのは医師です。医学的に食事が原因で発症した下痢であると断定できた場合のみで、それ以外は家庭内の下痢や嘔吐は食あたりとして扱います。これは定義による分類で、症状や治療方針は全く同じです。 また、最近はノロウイルスが流行しています。ノロウイルスはウイルスが体内に入り増殖する食中毒(ウイルス性の胃腸炎)です。貝の中にある中腸腺という器官に蓄積されやすいですが、十分な加熱で予防は可能です。目安としては85度1分以上の加熱でノロウイルスを不活化=死滅させることができます。また、ノロウイルスは非常に感染力の強い食中毒です。ですので、食事以外の公衆の場(エスカレータの手すり、電車のつり革、公衆トイレ)にノロウイルス患者さんが汚染したウイルスがある事もあります。帰宅後は手洗いうがいをすることで自己防衛は可能です。 ノロウイルスの症状は、下痢、嘔吐、腹痛です。数日間これらの症状が続きますが、時間の経過とともに症状は緩和します。現段階でノロウイルスの治療方法=特効薬の開発はされていません。病院では脱水症状の処置などが多いです。どうぞお大事になさってください。最後にノロウイルスをまとめてみました。以下を参照してみてください。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 ノロウイルス二次感染の予防方法 |
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