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ノロウイルス感染予防と消毒 |
(質問内容)ノロウイルス感染予防と消毒ノロウイルス予防の手の消毒 |
(質問の回答) 先日、ノロウイルスが大流行しているとの情報を厚生労働省は発表しました。ノロウイルスはインフルエンザ同様にウイルスが体内で増殖し、下痢や嘔吐などの症状を呈します。主な症状は下痢や嘔吐などの症状で感染後1~2日に発症します。症状は個人の体力や感染したウイルスの量で異なりますが一般的な特徴は上記の内容です。ノロウイルスの特徴は強い感染力です。一般的な食中毒では食品が汚染され発症しますが、ノロウイルスの場合には非常に少量のウイルスを体内に入れただけでも爆発的に増殖をします。また、発症した患者さんの吐物(下痢や嘔吐で出したもの)には大量の不活化(死んでない)ノロウイルスが含まれています。このノロウイルスをトイレや手すりなどに触れ、素手で触った食品と一緒に摂取をし感染する事があります。手すりなどに付着したノロウイルスは一か月程度不活化せず生きている状態です。ですので、この流行している時期、いろいろなところにノロウイルスが付着している可能性があります。そしてノロウイルスは目でみえず、汚染していても味覚や臭覚ではわかりません。ですので、しっかり帰宅をした際には手洗いやうがいをし、食事をするまえには再度手洗いをしたいです。 質問内容にありましたアルコールでは、ノロウイルスの不活化(死滅)の期待は低いです。同じウイルスのインフルエンザはアルコールによる不活化は期待できます。ノロウイルスは、次亜塩素酸ナトリウムに対して不活化(死滅)する作用が確認されています。100~200ppmの次亜塩素酸ナトリウム水溶液で効果があります。ミルトンですと1%次亜塩素酸ナトリウムが含まれています。5リットルの水に対しキャップ(内線)まで2杯のミルトンを入れる事で100ppm水溶液は作れます。しかし、ミルトン水溶液は作り置きすると塩素濃度が下がるのでお勧めできません。それと次亜塩素酸は手荒れの原因にもなりますので、頻繁に使う事で手荒れが原因のブドウ球菌食中毒の原因にもなります。ですので、我が家では消毒液は使わずしっかり洗う事で予防をしています。石鹸はノロウイルスを殺菌する作用はありませんが、物理的に洗い流す作用があります。ですので、帰宅時、食事前はしっかり手洗いをするようにしています。是非ご参考にしてください。 (参考) 食中毒について 食中毒の種類と症状 ボツリヌス菌 カンピロバクター 腸炎ビブリオ 病原性大腸菌 サルモネラ ノロウイルスについて ノロウイルスの症状 ノロウイルスの予防方法 |
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